ストレスがうつの原因に!?ストレスが引き起こすうつ状態について

コラム ストレス

ストレス社会の現代と言われている中で、近年増加傾向にあるのが「うつ状態」です。ところで「うつ」には「うつ状態」と「うつ病」があるというのをご存知ですか?「うつ状態」とは一時的に気分がふさぎ込んだり何をやってもやる気が起きないなどのうつ病時に発症するような「状態」を意味していて、うつ病とはこのうつ状態が長期間断続的に続く事で日常生活に支障を来してしまう「病気」を意味しています。

ストレス性疾患:うつ状態

現代の国民病ともいわれている「うつ」ですが、誰しもが経験したことがあるであろう「うつ状態」と「うつ病」には次のような違いがあります。それは慢性的な心の病なのか、一時的な状態なのかという違いです。もちろん慢性的な心の病気に発展してしまった場合がうつ病ということになります。

うつ状態の場合は時間の経過とともに回復していきますが、うつ病になると精神科や心療内科での積極的な治療が必要になります。うつ病が重症化すると無気力や易疲労感から外出が出来なくなり、引きこもりや自殺願望が増長するという特徴があります。

日本に於ける「うつ病」の有病率

うつ病には12ヶ月有病率と生涯有病率という考え方があります。有病率とはその病気を有している人の割合という意味で、12ヶ月有病率とは、過去12ヶ月の間に該当する病気に罹患したことがあるかどうかを示す割合で、生涯有病率とは長期間に渡り病気に罹患している状態で将来的にも治癒が困難と判断される症例への罹患率を示しています。

日本のうつ病の12ヶ月有病率は8%以下、生涯有病率は16%以下と欧米や他のアジア諸国に比べると低いというデータが残されています。しかし、12ヶ月有病率よりも生涯有病率の方が高い数字を示していることからも分かるように一度うつ病にかかってしまうと長期化、重症化する傾向にあり、近年うつ状態の患者数が増えている事からも決して安心出来ない状況であるといえるでしょう。

日本人は「うつ」に強い?

日本でのうつ病の有病率が他の先進国やアジア諸国に比べると低い理由にはいくつかの原因が考えられています。その中でも日本人の国民性として「辛抱強い」とか「内向的」な傾向が強いという事が、他の国にくらべて「うつ」を誘発するストレスに強い要素なのではないかというので注目を集めています。

しかしこれは裏を返せば日本はストレスの多い社会であり、その事に国民が慣れている、言い換えれば国民の大半が軽度から中等度のうつ状態にあるともいえるのではないかと思います。それを裏付けるデータとして日本はうつ病の有病率は低くても自殺者の数が先進国の中では韓国に次いで多いというデータが報告されています。

うつ状態の発生原因はストレス

うつ状態やうつ病の発生原因として最も大きなものは「精神的なストレス」です。うつ病で治療をしている人の大部分が人間関係や仕事上の悩みなど、何かしらの精神的なストレスを抱えています。うつ状態が長引くとホルモンバランスが崩れ、自律神経にも狂いを生じ始め、心身のバランスが崩壊していきます。理性では活動しなければならない、生きていかなければならないと理解出来ていても神経のバランスが崩れてしまっているため体が言う事を聞いてくれないことが更に大きなストレスとなり、生きていく事自体がどうでも良くなってしまい、自殺願望が芽生え始めるという経緯を辿ります。

また、随伴的なうつ状態を引き起こす原因に、加齢と更年期障害があります。どちらも年齢からくるホルモンバランスの崩れが自律神経の働きを狂わせてしまうことから起こるもので、高齢者の自殺者の増加も加齢からくるうつ状態が大きく関与していると考えられていて、更年期障害の随伴症状としてのうつ状態と合わせて更年期以降の「うつ」には十分な注意が必要と考えられ始めています。

うつ予防のためにもリラクゼーションを取り入れましょう

うつ状態やうつ病を予防するためには適切なストレスケアを実践することが何よりも大切です。また四肢の怪我で長期間体が思うように動かなくなるという肉体的なストレスでもうつ状態を発症しやすくなるので、まずは「自由」や「楽しみ」を自覚出来るようにリラクゼーションを導入して、適度に体を動かし、睡眠を十分に摂って英気を養うということを実践してみましょう。

整体によるリラクゼーションはうつの予防と改善にとても効果がある方法ですからこちらも合わせて導入してみてはいかがでしょうか?


著者紹介 シュギjp編集部さん

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