腰痛対象グッズ:腰枕

コラム 腰痛

腰痛対象グッズ:腰枕

現代の腰痛の大半は筋性腰痛などいわゆるぎっくり腰と言われているものです。この筋性腰痛は猫背になりがちな現代社会では患者数が急増しています。猫背になりやすいのは立ち仕事や事務職など日中の大半を同じ姿勢を維持しなければならない職業の人たちですので、「仕事をしていると腰痛になる」という悪循環を繰り返してしまいがちです。そこで重要なのが毎日のケア、少しでも猫背から来る腰への負担を軽減することが出来れば辛い腰痛の症状も軽減していくことになります。

猫背がもたらす腰痛とは?

人の背骨は本来緩やかなS字カーブを描いて重心が心中(しんちゅう:真ん中)にくるように維持されています。動くことで体重移動があったとしても脊椎が柔軟に動いて心中にかかる重心を維持しているのです。ところが中腰や座りっぱなしの仕事では首が前に突き出たような姿勢が多くなり、背骨も前屈み気味に歪んでしまいます。これが猫背です。猫背は肩の位置が腰よりも前になっているため、体の前の方にある呼吸器や胃を圧迫し、圧迫部の血流を阻害して様々な不都合を起こしやすくなります。腰痛もその不都合の一つで、本来あるべき位置に腰椎が収まっていないため、腰椎を支える筋肉に障害が起こり炎症を起こすというメカニズムになっています。

姿勢は記憶される

今現在猫背の人に「一番楽な姿勢を取ってください」と言うと、殆どの人が猫背になってしまいます。これは個人の「クセ」なのですが、姿勢がクセ付くということは背骨にそれが記憶されるということですね。逆に言えば日頃から正しい姿勢を気をつけていれば正しい姿勢のクセが付くということになります。

正しい姿勢にストレッチするには腰枕

腰枕とはその名の通り腰に敷く枕のことです。猫背の人は腰椎が背中側に向かって弧を描いているような状態ですが、理想的な背骨のカーブの場合腰椎はおなか側に向かって緩やかなカーブを描いています。その姿勢を保つために横になる時には腰枕を敷いて休むことで、自然と正しい姿勢にストレッチしてくれることになります。

腰枕の高さの目安は軽く握った握りこぶしがぎりぎり入るか入らないか

猫背の人が仰向けになると腰には開いた状態の手のひらも入らないぐらい背中全体が床にくっついてしまっています。同じように正常な姿勢の人が仰向けなると軽く握った拳がぎりぎり入るか入らないか程度の隙間が腰と床の間に出来ますので腰枕もこれぐらいの高さが目安となるように調整しましょう。

腰枕は自作可能です。

腰枕の理想的な高さには個人差がありますので、高さの調整のしやすいものが理想的ですが、市販のものでは中々そのようななものが見つかりません。そこで自作してみてはいかがでしょうか?自作といっても特別な技術や道具は何も要りません。タオルがあれば大丈夫です。タオルを丸めて自分の握りこぶしぐらいの高さになればそれを腰の下にして寝れば理想的な腰枕の完成です。

長時間の腰枕は禁物です

ここで注意しなければならないのは腰枕は長時間行なう物ではないということです。一日の目安は10分から15分程度と考えておきましょう。ただし10分を3回行なうというのは問題ありません。要は連続して長時間行なうのはNGということを覚えておきましょう。 では、どうして腰枕は長時間行なってはいけないのでしょうか?その理由は「血流」にあります。腰枕を敷くということは腰と床の隙間を腰枕で埋めるということになります。この時腰枕が腰を圧迫して腰部の血流が悪くなります。一時的なものなら大きな問題ではありませんが、これが長時間に及ぶ場合には血流障害が様々な不都合を生じさせます。腰枕を長時間やると却って腰部にハリやコリ、筋肉痛を覚えるのはこの血流障害によるものなのです。 寝る前や腰が疲れている時にストレッチをして姿勢を正すために短時間腰枕をするのは効果が高いのですが、長時間の腰枕は却って血流を妨げるということを覚えておきましょう。


著者紹介 シュギjp編集部さん

執筆コラム一覧